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2011年01月11日

“岡崎2世”の滝川二・樋口が清水入り

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/etc/news/20110110-OHT1T00098.htm
(2011年1月10日12時00分配信 スポーツ報知)

同様の記事はいくつかのメディアにもあったが、このスポーツ報知の報道がいちばん早かったので、URLを引用させて頂いた。

私としてはあまりこの話は高い評価はしていない。もともと”1世”の岡崎慎司でさえ、入団当初は「FW6人の中の6番目」とか「岡崎はFWに向いていない」とか言われていたにもかかわらず、努力と練習を続けて、日本代表のエースストライカーとなり、今オフにはドイツ・ブンデスリーガに渡るところまで登り詰めた。同様に今回清水入りが決まった樋口選手は、ゴトビ監督がFWにどのような資質を求めているか分からないが、各種の報道を総合して見ると、やはり「FW8人の中の8番目」(ただし、これからMFの引き抜きが始まる可能性があるので、FWの一部選手はMFで起用される可能性もある。実は岡崎慎司もそこから今のサクセス・ストーリーが始まったのだが)という扱いを受ける可能性が高い。

しつこいが、清水エスパルスはJ1の中ではそれほど裕福なクラブではなく、外国籍選手もここ数年はよそのクラブを戦力外となった選手を再利用している状態の中で、「本年度の補強は終わった」と宣言したあとで樋口選手の加入を決めたのだから、何というか、刺身のツマのような扱いを受けるのはやむを得ないところであろうか。

それに、これは主にプロ野球で言われていたことであるが、「~2世」と呼ばれる選手に成功例はない、という話があるとおり、いくら樋口選手が岡崎慎司と体格と経歴まで似ていても、樋口ならではの特徴を発揮できなければ、3年くらいでJ2クラブへのレンタル移籍という名の片道切符を渡される可能性がある。それから樋口選手と似た体格の選手では滝川二高の先輩である木島悠ややはり高校選手権得点王の経歴を持って清水入りした大前元紀がいるので、なおさら自分の個性を見いだしてアピールできるような心構えでプロクラブ入りしないと、「あの人は今」になってしまう可能性が高い。

最も2002年W杯韓国代表アナリストを勤めたゴトビ監督が、当時の韓国式の4-3-3あるいは3-4-3を基本布陣とすれば、樋口(あるいは大前・木島・高木俊幸)のようなタイプの選手のポジションが増えるので、樋口のポジションもそうは限定されないかもしれない(ただし、ヒディンク監督のチームとしては、’98年のコクーや’02年の柳想鐵のような選手が不可欠のように思われるが、今年の清水にはそのようなユーティリティープレイヤーはいない)。

まぁ先輩の木島悠のように埋もれることなく、早い時期にプロデビューを飾れれば樋口はまだ若いだけに伸びしろは十分にあるのではないか。

しかし、本当に今オフの中盤選手の引き抜きはどうなってしまうのだろうか。とりあえず枝村匠馬は残留に成功した。小野伸二のバックアップ的存在の小林大悟も獲得した。だが長谷川前監督が愛したレフティ・大卒の兵働昭弘・藤本淳吾・本田拓也(彼はレフティではないが)の去就が非常に気になるところである。伊東輝悦も手放したので、セントラルミッドフィールダーをこなす選手は山本真希と杉山浩太しかいない(場合によっては小野伸二がここに入ってくるかもしれない)ので、岩下敬輔のDMF転向はありえるのではないか。


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Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 08:58│Comments(0)清水エスパルス/その他
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