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2010年11月03日

茶飲み話三題

既に終わったしまったイベントの話で申し訳ないのだが、静岡とは切っても切れないお茶の話なので今日取り上げさせていただく。

まずは著作権法の縛りが緩い中日新聞から。
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20101031/CK2010103102000124.html

【静岡】
茶商の仕事拝見ツアーや音楽とコラボも 世界お茶まつり2010

「世界お茶まつり2010」(同まつり実行委員会主催、中日新聞東海本社後援)の3日目は30日、茶流通を学ぶ「仕事拝見ツアー」や、音楽に合わせてお茶を入れて楽しむ催しなどがあった。最終日の31日は主会場のグランシップ(静岡市駿河区)で午前10時から午後5時まで開かれる。台風14号の影響で30日に一部、中止された屋外の催しも再開する。 (松本利幸)
 「仕事拝見ツアー」には東京、大阪などから16人が参加。静岡茶市場(同市葵区)で茶審査技術の最高位十段を持つ茶商、前田文男さん(49)の仕事ぶりに触れた。3産地の茶をブレンドして味や香りを調和させる様子を見て、各産地の茶とブレンド茶を飲み比べた。参加した吉見淳代さん(38)は「現場を見ると分かりやすい」と話した。

音楽とお茶の組み合わせを提案したのは、関西外国語大の学生、緒方駿平さんら4人の音楽グループ「ELECTEA(エレクティー)」。静岡抹茶と水や牛乳を専用のシェーカーに入れて振り、アイス抹茶や抹茶ラテを作るしぐさを自作の曲にのせて紹介した。
 緒方さんは静岡市出身で子どものころからお茶に親しみ「音楽とお茶はそれぞれ、人のつながりを密にする。二つが重なると、さらにきずなが深まりそう」と昨年から、音楽活動にお茶を生かしている。(引用終了・写真省略)


まぁこの記事は、10月28日から31日までの間に「世界お茶まつり2010」というイベントが東静岡駅前であったという事実と、それに伴う興味深いイベントを紹介している、という事実報道に過ぎない。しかし下の、音楽とお茶をコラボレーションするという話は、どこか韓国のソウルで毎日開催されている、「ナンタ」というパフォーマンスに酷似しているような感じが漂う。ナンタのことを留学生から教わってそれを静岡版に応用したのだろうか。

http://www.shizushin.com/news/social/shizuoka/20101028000000000022.htm
日本茶が結ぶ静岡とロシア 新たなティーロード開拓
上記より引用(静岡新聞のWebはすぐにサーバーから消去されるらしいので、著作権法上禁止されていると新聞社側は明記しているが、引用元を明確にするためにコピペする) 10/28 08:25配信

 お茶が中国から世界に広がっていった道「ティーロード」。清水町のNPO法人日本食茶の会(石川美知子理事長)がふじのくに・静岡からロシアへの日本茶による新たなティーロードの開拓に力を入れている。今夏、中国からヨーロッパへのティーロードの拠点だったロシアの都市で交流セミナーを開いたほか、28日に本県で開幕する「世界お茶まつり2010」でもロシア側にアピールしたいという。
 同会のロシア訪問は、日本総領事館が行う日ロの経済貿易発展と文化交流のための「草の根交流事業」の公式事業に認定され、昨年に続き2回目。今回は石川理事長はじめ会員9人が赴き、イルクーツクと近くのロシア連邦ブリヤート共和国のウラン・ウデで計3回のセミナーを開いた。
 日本茶のおいしい入れ方を手ほどきしたほか、同会が普及を進めるお茶をまるごと味わう「食茶」を紹介。煎茶(せんちゃ)やほうじ茶、イクラを包んだ緑茶クレープなどを振る舞った。各会場には幅広い年代層の60人ほどが集まり、反応は上々だったという。
 石川理事長によると、健康志向を背景に日本茶への関心が世界的に高まっている。石川理事長は「参加者が熱心で驚いた。強調したのは日本茶の有効成分と生活への身近さ。ティーロードの拠点での反応の良さに普及の手応えを感じた」と話す。
 お茶まつりには、ロシアから貿易関係者らも訪れ、同NPOメンバーが接触する予定。メンバーらは「“お茶大使”として日本茶の多彩な魅力を伝え、ビジネスに結実させたい」と意欲を見せている。


気持ちは分かるが、もともとロシア人にしてもその南に住んでいるモンゴル人・ブリヤート人にとっても紅茶は生活に欠かせない飲み物であるということが大事である。ここででは飲む緑茶ではなく、食べる方の緑茶を紹介しているということだが、紅茶文化が成り立っているところで緑茶を、しかも食べるという行為をすることが果たしてロシア極東部~東シベリアにおいて成立するのだろうか。

http://www.shizushin.com/news/feature/tea/20101030000000000020.htm
「海外市場へ国産紅茶を」 生産者ら意見交換
上記より引用(静岡新聞のWebはすぐにサーバーから消去されるらしいので、著作権法上禁止されていると新聞社側は明記しているが、引用元を明確にするためにコピペする) 2010/10/30配信

 世界お茶まつり2010開催中の静岡市駿河区のグランシップで29日、紅茶セミナー(同まつり実行委員会、茶学の会主催)が開かれた。県内外で紅茶を作る動きが広がる中、「世界へ羽ばたく国産紅茶」をテーマに、紅茶専門家や生産者らが意見を交わした。
 生産者の杵塚歩さん(藤枝市)は食生活の変化などで消費者に紅茶が定着してきていると指摘。海外市場に向け「生産者のこだわりを消費者に伝えられるような仕組みが必要」と訴えた。紅茶研究家の磯淵猛さんは「味や香り、色に磨きを掛け、ターゲットを絞って売り込むべき」、日本中国茶協会の王亜雷代表は「特徴のある商品のアピールを」と訴えた。


この試みだが、以前にも丸子で紅茶を栽培しているという記事をアップした覚えがあるのだが、日本でターゲットを絞るとなると、やはりストレート(+砂糖)で紅茶を飲む層を狙うのが常道ではないか。ここでは丸子のみではないが、日本の気候がどうもアッサムやセイロン風の紅茶を栽培するには温和すぎるようなので、ストレートティー一本に賭けるしかないと私は判断する。その上で「お上品な」紅茶飲みの風習を広げればまぁ小さい市場ではあるが、勝算はあるかもしれない。


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Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 06:15│Comments(0)
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