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2011年12月24日

静岡新聞@Sより、富士山静岡空港関連のニュースを

長らく更新しないで、このブログの固定読者様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありません。久々に富士山静岡空港に関する明るい話題が出てきたので、ブログにしたためてみたいと思います。

本日午前9時20分配信の記事によれば、富士山静岡空港にとって三番目の国際航路として富士山静岡空港⇔台北桃園便が就航する可能性が高くなった。明くる3月のチャイナエアラインダイヤ改正で同航空会社が富士山静岡空港に週3便で航路を就航させることを「検討中」ということである。

もともと富士山静岡空港⇔台湾の各空港には数多くのチャーター便が飛んでおり、それが好評であったために、定期航路の就航を今か今かと待っていた県関係者も少なからずいるものと思われる。

ただ、地震の余波が続いている日本向けの航路にどれだけ台湾からの観光客が搭乗してくれるかがやや不安な気がする。

その懸念を打破するためには、やはり鈴与を中心とした空港利害関係者で富士山静岡空港のポートセールスとして、ぜひ台湾で静岡の(または、富士箱根伊豆ひとまとめで)観光案内のために、訪台してひと宣伝して頂きたいものです。

余談ですが、先述の記事によれば、台湾の方にとっては富士山観光と並んで、大鉄のSLに人気があるそうです。後者についてはSL見物・搭乗のみならず、できれば牛山隆信氏の秘境駅へ行こう!シリーズをぜひ繁體中文に訳して、SL以外の大鉄の魅力を台湾の方に啓発するというのも、静岡県の観光業を活性化できるものと愚考する。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 14:05Comments(0)静岡空港

2011年08月07日

静高緒戦で散る

http://bit.ly/r7bj1t (静岡新聞at-Sにリンク)

夏の甲子園に静岡県代表として出場した県立静岡高校は、古豪(というほど久しぶりに出場したわけではないが)復活ということで一部の県民の期待を背負って甲子園のグランドに立ったが、相手が悪かったか、かつては野球の盛んな県としてその名をとどろかせ、今は新たなサッカー王国である千葉県代表の市立習志野高校に本日の第1試合(午前8時プレイボール)で1-6で敗れた。

残念ながらブログ主は西東京地区在住なので、静高の誰がいい選手だとかいうことは存じない。しかし結構な強豪がそろっている静岡県予選を勝ち抜いてきただけに、それなりの期待はしていたのだが、上にも書いたようにかつては野球の盛んな県であった千葉県代表ということもあって、普通の県の公立高校(最も習志野高校も公立高校であるが)では、試合を壊さない程度に戦うのが精いっぱいだったのかもしれない。

ただ、テレビないし球場でこの試合を見ていた方の感想は全く違う可能性が高いであろう。実際少し刺激的な記事をアップしているのは、できれば実際の観戦者に勝敗の分け目をご教授願いたい故である。スコアを見る限り、負けは負けだが、どこかで一つ二つミスをしなければもう少し点差を縮めることができたようにも思える。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 11:22Comments(0)静岡のスポーツ

2011年02月16日

模型の世界首都におけるショールーム?

http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110209000000000055.htm

ホビーのまちPR JR静岡駅南口にミュージアム 02/09 16:02 配信
上記より引用(静岡新聞のWebはすぐにサーバーから消去されるらしいので、著作権法上禁止されていると新聞社側は明記しているが、一部引用で著作権法でも認められているはずなのと、引用元を明確にするためにコピペする)

静岡市は2011年度、プラモデルや模型、木工関連の伝統工芸などの技術と魅力を紹介する「静岡ホビーミュージアム(仮称)」をJR静岡駅南口の再開発ビル「サウスポット静岡」に開設する。閉館した同ビル内の市立美術展示施設「静岡アートギャラリー」を改装し、地元企業の協力を得て、開催中の静岡ホビーフェア会場で好評を博している臨時ミュージアムを常設化する。
(中略)
静岡アートギャラリーは1997年開館。5カ月で8万人が来館した「エルミタージュ美術館名作展」(05年)などの企画展を成功させたが、大型美術作品の展示に対応できないなどの課題があった。静岡駅北口の静岡市美術館開館に伴い、10年3月に閉館した。


静岡ホビーフェアというのは、1/1ガンダム像を東静岡駅前に飾ってある、あれである。それはもちろんメインイヴェントで、それ目当てに来静する方々もいるだろう。しかし、フェアの中の人サイドとしては、そこの会場に展示しているさまざまな展示品を見てもらいたいのが本音ではないだろうか。そういうことで、1/1ガンダム像以外の展示物を常設化して見せたいということで今回の運びとなった模様である。

それと、実は新・静岡市とその周辺は昔から木工とひな具(雛人形とそれに付随する小物)の生産が地場産業化しており、それが現在の「模型の世界首都」の出発点になったということも合わせてアピールしたいという思惑も、この新しい博物施設には込められている模様である。

実際地元以外の人にとっては、静岡=ひな具というイメージはわきづらく、関東でいえば雛人形といえば、岩槻か浅草橋というのが通り相場なのではなかろうか。プラモデルの展示に付随してそちらのアピールもしたいという思惑までこの記事には書かれている。

このように、東海道上に位置する静岡(市)は、アピールさえうまければさまざまな特産品を有しており、それの広報があまりうまくなかったので、現在の状態と化しているわけである。しかし、この常設博物館を一つのきっかけとして、静岡の衰退(清水吸収合併後も人口が減少している)に歯止めをかけたいという思惑を込めてこの新博物館を開業させるわけで、何とか静岡(市)の再興隆を期待したいところである。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 11:53Comments(0)葵区・駿河区の出来事

2011年02月07日

エスパルス社社員のプロ意識が欠如している件について

『アフシン・ゴトビ監督に関するささいなこと』の続きです。

『アフシン・ゴトビ監督に関するささいなこと』はこのくらいにして、今オフの清水エスパルスフロント陣であるが、ゴトビ監督に関してはまずまずの仕事をした。問題は今オフの0円契約、チームがよそのクラブの草刈り場になってしまったこと、そして岡崎選手及びアレックス選手の移籍に関するごたごたである。

最も私の(完全な)憶測では0円契約については、ヴァンフォーレ甲府にテルとイチを無償譲渡するための方便だったのではないかという気がする。ただそれにしても清水一筋の両選手をあのような形で放出するのはどうだったのだろうか。特にテルの方は今シーズン中におそらく前人未到のJリーグ500試合出場を達成する可能性が高かったために、思わず「フロントは引退試合をさせたくなかったのか」といらぬ疑いをかけたものである。イチにしても昨シーズンは一時的に辻尾(彼は無事中大を卒業したのだろうか)にポジションを明け渡したものの、辻尾のミスでポジションを奪回したあとは天皇杯決勝までイチが右サイドバックのレギュラーとして活躍したはずである。

あと、「草刈り場」問題に関しては、選手の移籍に関するグローバル・スタンダードの適用がたまたま今オフから実施されたのと各選手の契約期限切れが重なったことが大きいのではないか。それに移籍した4選手の移籍先はどこもビッグクラブ(その割に柏は2度のJ2落ちを経験した、浦和も1年J2暮らしをしているが)で、出せる資金もプロビンチア(地方クラブ)である清水とは比べものにならないので、選手の意図を尊重するのがやむを得なかったのであろう。

岡崎慎司選手とアレックス選手については外部からはうかがい知れない問題のように思える。どちらも放出元が「移籍金出せや、ゴルァ!」ともめているのだが、私も詳しい事情は詳らかではない。ただ、この問題で今現在も清水エスパルス公式サイトには岡崎慎司選手の移籍が記されていない。一方でアレックス・ブロスケ選手の加入は2月2日の公式サイトにプレスリリースされている。

某ポータルサイトに連載記事を持っているあるブロガーは、「フロントのごたごたでひいきのクラブを変えるのどうかと思うが、この件で気持ちがエスパルスから離れるファンもいるのではないか(要約)」という気持ちを吐露した。今でも清水に本籍を持つ私にとってはそれはあり得ないが、すでにエスラップ社から清水エスパルスの運営を譲渡されて14年目のシーズンが始まったのにいまだにフロントが腰掛け気分から抜けないのは、やはり親会社が清水一の大親分こと鈴与だからであろうか。初代社長が私の(直接の、ではないが)上司だったので、私の会社(鈴与ではない)から新会社に社長として出向する時に、私にも一声かけてくれればエスパルスのフロントの一員として骨をうずめる覚悟をしたかもしれないのだが、そう思うと非常に残念である。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 12:11Comments(0)清水エスパルス/その他

2011年02月06日

FDA、第2のオリジナル路線を休止か

読者の方々、お久しぶりです。ここしばらくネタ枯れではなく、ツイッターを始めて、そちらの方を閲覧する時間が長くなって、ブログの更新をサボってしまいました。おわび申し上げます。

そういう意味とここの読者のニーズにこたえる形で、少し古いニュースであるが、このブログ的には大事なことなので引用と解説を試みてみる。もちろん全記事引用は著作権法違反であることは承知であるが、静岡新聞は1週間で記事を消すので、自己防衛ということでこのような形としている。

FDA、静岡―熊本線運休検討 5月末判断
02/01 07:32
http://www.shizushin.com/news/pol_eco/shizuoka/20110201000000000019.htm
 フジドリームエアラインズ(FDA、牧之原市、鈴木与平社長)は31日、8月1日以降のダイヤで、利用が低迷している静岡―熊本線の運休を検討していると発表した。同日、熊本線の運休を視野に入れた運航計画変更を国土交通省に届けた。FDAは熊本線継続のため営業の強化に努め、利用状況を見極めた上で、5月末までに継続か運休かを判断する。
 熊本線は、FDAが2009年7月の運航開始から静岡空港を拠点に飛ばしている3路線のうちの一つ。就航から昨年末までの搭乗率は43・3%にとどまっている。静岡発の便は比較的好調なものの、熊本発は苦戦している。路線の存廃は検討中だが、運休の可能性がある場合は6カ月前までに知らせる航空業界の「6カ月ルール」に従って、国交省に届け出た。
 FDAは日本航空の地方空港からの撤退を受けて、静岡空港や昨年10月末に参入した名古屋空港(小牧空港)を拠点に需要が見込める新路線の開拓を図り、不採算路線の見直しも続けている。搭乗率が最も低い静岡―小松線は3月27日以降の新ダイヤで運休を決めた。
 FDAが気にかけているのは3月12日に迫った九州新幹線の全線開通。静岡発の就航先の福岡、熊本、鹿児島が結ばれることで、「熊本線の利用にどのような影響が出るのかも判断の材料にしたい」としている。
 熊本線の利用増に向けて、新ダイヤから、55日前までにチケットを予約・購入した場合、普通運賃の半額以下に割り引く格安料金を復活させる。新ダイヤで名古屋―熊本線の運航を開始することもあって熊本での宣伝活動を強化する方針で、「相乗効果が出てくれれば」と期待する。静岡、熊本両県も利用促進に取り組むという。

利用促進策取り組む
 川勝平太知事の話
 県としては熊本県とも連携しながら、ふじのくに交流団の派遣や観光キャンペーンの実施などの利用促進策に取り組み、搭乗率向上による路線維持を図っていく。

こうなると、FDAのビジネスモデル全体が問われる事態ではないかと思われる。やはり日本においては地方空港発地方空港行はいくら小型機を用いてもビジネスとして成り立たないものなのであろうか。それとも会社に資金があればもう少し踏ん張って静岡―熊本線の存在を徐々にアピールして5年後、10年後に収益が上がる路線に育成するべきだったのか、専門家ではない私には分からない。とはいえ、FDAが最初に飛ばした3路線のうち2路線を休止して、別の路線、特に県営名古屋空港発着の路線を拡充するというのでは、まるでス○○マークのような腰の軽さで、石川・熊本両県の関係者から苦情が出たりしないものなのであろうか。

あと、九州新幹線との絡みであるが、JR西日本が接続のよいダイヤを考えてくれれば静岡県―九州間の移動に新幹線を用いるケースも出てこようが、現状の新幹線ダイヤにさくら号とつばめ号を継ぎ足すようなダイヤでは、鉄道オタクや航空オタクにとっては既知の話であるが、航空機の所要時間1時間=鉄道の所要時間3時間(注)の説からして、静岡―福岡間ですら航空機優勢であり(さらに現状では新幹線でさえ最低1回の乗り換えを要する)、熊本・鹿児島となると、全線完乗を目指す鉄道マニア以外にとっては最初から航空機を選択するはずである。

やはり前にも書いたと思うが、熊本発の便が大苦戦を強いられているのはフジドリームエアの知名度が上がらないというのがそもそもの問題の原因ではないか。まじめに考えて、九州地方のテレビ局で、(静岡らしからぬ)大胆な、というかインパクトのあるCMを大量に流すことが、遠回りであっても実は王道なのではないか。

注:航空機の所要時間1時間=鉄道の所要時間3時間とは、鉄道は確かに乗車時間が長くなるが、駅は大抵街の中心部にあり、降りるとすぐにビジネスを始められるメリットがある。航空機は搭乗時間は短いが、空港というものは羽田や福岡を除いて町外れに位置していて、市街地⇔空港の移動時間がかかる上に、空港でのさまざまな手続きや(場合によっては)荷物の上げ下ろしなどにも時間がかかるので、結局都市間移動では3時間くらいかかるということである。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 14:33Comments(0)FDA

2011年01月14日

FDAの名福線に早割制度導入

今日付の中日新聞によると、フジドリームエアラインズは、中京地区の空港一本化にあらがって、JAL(の子会社)から名古屋-福岡線の譲受を受けたが、搭乗率がJAL時代より低下しているという。最もこれは私のような航空素人でも予想できたことで、プロのはずのFDA幹部のミスが痛い。

で、世界の航空会社で普通に販売されている早割制度を、今月21日(今日から7日後)から名福線に新しく導入することに決まった。これはF0制度と名付けられ、1週間以上前に席の予約をしておけば新幹線より安い値段で名福間を行き来できるものである。新幹線より安い値段を設定したのは、もちろん経営戦略の一環であろうが、県営名古屋空港も福岡空港も、日本の基幹空港としては異常なくらい市街地にあるので、さらに料金でも新幹線に対抗できる値付けをすれば名福便の搭乗率が、JAL時代の60%を取り戻せると判断したからにほかならない。

しかし、これでは本来交通不便な静岡空港の便を財務的に補完する用途で購入したはずの名福線が一転して重荷にならないだろうか。さらにこの割引が好評ならば3月末の夏ダイヤでも継続するとFDAの幹部は語っている。

だからあれほど飛行機1時間≒鉄道3時間と言って、名福線就航を再考するように弊ブログでは書いたのだが、航空会社のスタッフがこの公式を知らないとも思えず、1日5便の権益を得られると取らぬ狸の皮算用を決め込んだことが、この不調につながっているはずである。料金がスズメの涙程度の差では、都市部には必ずチケットショップがあるので、名古屋⇔博多間の新幹線回数券は大量に出回っているに違いない。

この早割制度で得をするのは、着陸料金を得られる県営名古屋空港と、新幹線対航空機の対決で双方が安割料金を設定できるので選択肢が広がる最終消費者たる乗客であるが、ただでさえ薄い利幅で商売をしているチケットショップのみが大打撃を受けることが予想される。なお、JR東海は株式公開企業なので株主割引(というよりそれをチケットショップから買う消費者)が効くが、FDAは株式非公開企業なので、それ以上安くする余地がなく、結局は新幹線に流れた客は戻ってこない危険性が高い。

むしろ名福線の減便で所要航空機の予備を増やし、地方対地方の交通を充実させることがFDAの使命だったはずではないか。既に静岡-小松便の撤退は決定しており(しかし、静岡から小松/金沢ならば今でもひかり号~しらさぎ号で十分に通用し(一応時間は4時間以上かかるが))、短距離では利益が出ないことが判明した。先述の公式では飛行機有利のはずだったが、直線距離が短いことが災いしたのかもしれない。さらには地方対地方の路線を維持できるだけの需要が日本には少ない(とはいえ、FDA側も定員100名以下の小型機を使っている)ことも災いの一員ではないか。地方対基幹空港路線は既存の航空会社に独占されている(名福線を除く)ので、FDAは地道な努力よりも派手に社名と就航路線を覚えてもらうことからマーケティングを始める必要があるのではないか。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 09:02Comments(0)FDA

2011年01月13日

ゴトビ監督はペルシャ系かアメリカ人か

多言語話者(「ポリグロット」とか「マルチリンガル」と呼ぶ)を何となく目指している私は、実際に多言語話者の勉強に関する本を書店で見つけると買ってしまう傾向がある。その中で今回は『マルチリンガルの外国語学習法』(石井啓一郎著・扶桑社新書)の中に書かれていた内容を取り上げたい。

といってもあらすじや多言語話者になった経緯を書くつもりはない。この著者の使える言語リストの中にはペルシャ語が含まれていることが重要である。というのは今シーズンから清水エスパルスの指揮官となるアフシン・ゴトビ監督の母語はペルシャ語だからである。ゴトビ監督は10歳くらいの時にイラン革命発生でアメリカ合衆国へ亡命したペルシャ系アメリカ人なのであり、社会生活上英語が不可欠でも、家庭の中ではペルシャ語が使われていたことは確実だし、亡命前の幼少期には当然友人とペルシャ語で話していたはずな訳だからである。

そのペルシャ人の社交儀礼に「タァーロフ」という習慣がある(pp90-93)。まぁ、日本でいうお世辞に近いものであるが、あえて上記のようなペルシャ語でこの著者は紹介している。まぁイランに限らずどこの国でも少しその国の公用語が話せる人間にこそ「~語が上手ですね」というのは(多分)世界共通なものだと思うが、この「タァーロフ」は単なるお世辞以上の意味を持っているような気がする。

果たしてそのような習慣を身につけているペルシャ系アメリカ人である、ゴトビ監督は清水エスパルスの監督に着任してからはどのような言動をするであろうか。ゴトビ監督が主(ホスト)で、選手が従(ゲスト)な訳であって、ホストたるペルシャ系の人間が実際に「タァーロフ」を発揮したらどうなるであろうか。

ある選手にある種の直すべきアクションがあるとして、それを指摘するというよりは、別の長所たるアクションを褒めるということになりはしないだろうか。昔のプロ野球で元阪急・日本ハムの上田監督が「え~で、え~で」と褒める選手が真っ先につぶされていくという現象があったが、我が清水エスパルスでその再現が起きる、というのは杞憂(きゆう)であろうか。もちろんそうであって欲しいし、ゴトビ監督は教育のほとんどを合衆国で受けている(大学はUCLA)ので、率直な欠点指摘と重要な修正の方法を伝授することができると思いたいが、現在イラン代表監督をしているゴトビ新監督は、やはりペルシャ人としての行動様式を身につけている可能性が高い。

まぁ最近の記事で、ゴトビ監督は策士かつ戦術家であることを証明したが、選手の育成については、今のところ不明である。UCLA在籍中からサッカー指導者/アナリストの道を歩んでいるゴトビ監督ならば合理主義を発揮してくれるだろうと信じたい(UCLAでは機械電気工学を学んだという)。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 08:30Comments(3)清水エスパルス/その他

2011年01月12日

清水の新監督、イラン代表で戦術的勝利を収める

http://sankei.jp.msn.com/sports/soccer/110112/scr1101120913004-n1.htm
(2011年1月12日 09:12配信)

ゴトビ監督はやはり策士のようである。今日のアジア杯、イラン対イラクの試合で、イラン代表は先制されたが、イラク代表の先述戦術に精通していることから、先制されたあとにイラン側の戦術を変更させ、上記記事によると横パスをなるべく減らして、縦への攻撃を急いだということである。この変更が的中し、2-1でイラン代表が勝利を収めた。

やはりゴトビ監督は、ラインとしての指導者歴も長いが、代表アナリストとしてのスタッフワークが長かっただけに、アジア(北中米?)屈指の戦術家と見てよいようである。

ただ、代表監督は自分の好みである選手をピックアップできるが、クラブの監督は手持ちの駒で何とかやりくりしなければいけないという制約を課せられる。その代わりに代表監督と違って四六時中自分が指揮するチームに密着できるわけで、実際短い間ではあるが、水原三星ブルーウィングスとピルズィ・テヘランで指揮を執った時には好成績を収めている。

ただ、戦術家となると、リーグ戦ではほかのクラブと一回り対戦しないとその本領を発揮できないのではないか、という心配が頭をよぎる。まぁ運動量に自信のある清水エスパルスとしては、一回り対戦が終わった夏ごろから順位を上げていくのは長谷川前監督時代からのおはこであるので、一回り対戦中にJ2降格圏内をうろつくような低迷をしない限りにおいては、夏からのスパートはむしろ歓迎すべきと見てもいいのではないか。その代わりに今年のナビスコカップはあまり期待しない方がいいのかもしれないが。

ところでしつこいが、藤本淳吾(名古屋?)・兵働昭弘(柏?)・本田拓也(馬鹿島?)・岡崎慎司(シュトゥットガルト?)の去就がいまだに明らかにされていないのはどういう訳であろうか。まぁ去年小野伸二の加入も1月に発表されたわけであるから、まだまだ動きがあるのかもしれない。別blogで岡崎慎司は他言語版のWikipediaではすでにシュトゥットガルト入りが決定しているような書き方がされていると書いたので、彼だけは間違いなく時間の問題であろう。今はアジア杯の最中なので動きがないだけなのかもしれない。あぁ、そういえば藤本淳吾・本田拓也もザックジャパンのメンバーだったのだっけ。とすると、ゴトビ監督の日本入りと藤本・本田の移籍が入れ違いになる可能性もある。

というわけで、私は日本国籍を有しているので一応日本代表を応援しているが、今回に限ってはイラン代表の戦いぶりにも注目せざるを得ない。そういえば私はテレビを持っていないので、イラン代表がどのようなフォーメーションを採用しているかが分からない。読者の方に教えを請いたい所である。最も代表チームとクラブチームで同じフォーメーションを採用するとは限らないであろうが。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 12:11Comments(0)清水エスパルス/その他

2011年01月11日

“岡崎2世”の滝川二・樋口が清水入り

http://hochi.yomiuri.co.jp/soccer/etc/news/20110110-OHT1T00098.htm
(2011年1月10日12時00分配信 スポーツ報知)

同様の記事はいくつかのメディアにもあったが、このスポーツ報知の報道がいちばん早かったので、URLを引用させて頂いた。

私としてはあまりこの話は高い評価はしていない。もともと”1世”の岡崎慎司でさえ、入団当初は「FW6人の中の6番目」とか「岡崎はFWに向いていない」とか言われていたにもかかわらず、努力と練習を続けて、日本代表のエースストライカーとなり、今オフにはドイツ・ブンデスリーガに渡るところまで登り詰めた。同様に今回清水入りが決まった樋口選手は、ゴトビ監督がFWにどのような資質を求めているか分からないが、各種の報道を総合して見ると、やはり「FW8人の中の8番目」(ただし、これからMFの引き抜きが始まる可能性があるので、FWの一部選手はMFで起用される可能性もある。実は岡崎慎司もそこから今のサクセス・ストーリーが始まったのだが)という扱いを受ける可能性が高い。

しつこいが、清水エスパルスはJ1の中ではそれほど裕福なクラブではなく、外国籍選手もここ数年はよそのクラブを戦力外となった選手を再利用している状態の中で、「本年度の補強は終わった」と宣言したあとで樋口選手の加入を決めたのだから、何というか、刺身のツマのような扱いを受けるのはやむを得ないところであろうか。

それに、これは主にプロ野球で言われていたことであるが、「~2世」と呼ばれる選手に成功例はない、という話があるとおり、いくら樋口選手が岡崎慎司と体格と経歴まで似ていても、樋口ならではの特徴を発揮できなければ、3年くらいでJ2クラブへのレンタル移籍という名の片道切符を渡される可能性がある。それから樋口選手と似た体格の選手では滝川二高の先輩である木島悠ややはり高校選手権得点王の経歴を持って清水入りした大前元紀がいるので、なおさら自分の個性を見いだしてアピールできるような心構えでプロクラブ入りしないと、「あの人は今」になってしまう可能性が高い。

最も2002年W杯韓国代表アナリストを勤めたゴトビ監督が、当時の韓国式の4-3-3あるいは3-4-3を基本布陣とすれば、樋口(あるいは大前・木島・高木俊幸)のようなタイプの選手のポジションが増えるので、樋口のポジションもそうは限定されないかもしれない(ただし、ヒディンク監督のチームとしては、’98年のコクーや’02年の柳想鐵のような選手が不可欠のように思われるが、今年の清水にはそのようなユーティリティープレイヤーはいない)。

まぁ先輩の木島悠のように埋もれることなく、早い時期にプロデビューを飾れれば樋口はまだ若いだけに伸びしろは十分にあるのではないか。

しかし、本当に今オフの中盤選手の引き抜きはどうなってしまうのだろうか。とりあえず枝村匠馬は残留に成功した。小野伸二のバックアップ的存在の小林大悟も獲得した。だが長谷川前監督が愛したレフティ・大卒の兵働昭弘・藤本淳吾・本田拓也(彼はレフティではないが)の去就が非常に気になるところである。伊東輝悦も手放したので、セントラルミッドフィールダーをこなす選手は山本真希と杉山浩太しかいない(場合によっては小野伸二がここに入ってくるかもしれない)ので、岩下敬輔のDMF転向はありえるのではないか。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 08:58Comments(0)清水エスパルス/その他

2011年01月09日

拝啓、―私を含めた―清水サポーター様方へ

今日は短い文で、単なるリンク集で済ませるつもりである。

障害報告@webry1月5日更新の記事にリンクされていたTogetter - 「「サッカーのまち・清水」の昔と今」では、我ら清水サポーターが相当きつい批判(自己批判?)を受けていた。そのTogetterに直接リンクするので、心ある清水サポーターは(今日は日曜日だし)なるべく全部のリツイートを読んで欲しい。自分も「清水市出身」を自称しているだけに、結構耳が痛い話である。

http://togetter.com/li/86052

ただ日本国内で五本の指に入る豊かな県である静岡県、そして急に2つの政令指定都市が誕生した静岡県ではあるが、テレビ東京系のテレビ局がないこと(ただし、来年をメドに新放送局を開設するか、テレビ愛知の視聴範囲を静岡県に広げるかを検討中とのこと)で分かるとおり、本質的には田舎なのである。そして、今は静岡市に吸収されてしまったが、清水市というのもそんな典型的な地方都市の一つである。

一つだけ私の感想を述べたいが、伊東輝悦選手と市川大祐選手の契約非更新は正直な話、フロントは何を考えているのか、と思ったが、清水という土地の閉鎖性を打破するためには面白いアイデアであったという見方もできるのだなと、見直したものである。あと、何の根拠もない妄想であるが、両選手がヴァンフォーレ甲府に入団したことは、もしかしたら一種の選手の譲渡ではなかったのか、という気がすることもある(ただし、甲府の新監督があのつまらない―現実的な、といってもよいが―サッカーをする三浦俊也監督であるのは少々ガッカリである)。

あとは、当該ツイートのまとめを読んで、それぞれの考えを思い巡らして欲しいものである。当該サイトにもコメント欄があり、できれば感想はそちらに書いて欲しいが、このブログでもこのように取り上げたので、感想のコメントを受け付ける。  

Posted by 故郷を離れて13年目のカズー at 11:08Comments(0)清水エスパルス/その他